厳島神社の大鳥居。干潮時は真下まで歩いて行ける。
広島
宮島
言わずと知れた「安芸の宮島」と呼ばる日本3景のひとつ。厳島神社を含む島全体の14%が世界文化遺産として登録されている。
宮島へは広島本土 宮島口からフェリーで宮島桟橋へ。但し、車は置いて行った方が良い。観光地は徒歩圏内で、車は道が狭いうえに駐車場を探すのが大変。
フェリーは快適で見える景色も爽快。
厳島神社
日本で唯一、潮の満ち引きのある場所に建つ寝殿造りの社殿群と大鳥居から成る神社。
平清盛により現在の海上に立つ大規模な社殿が整えられた。社殿の本堂・拝堂・回廊など6棟が国宝、1996年に世界文化遺産にも登録された。
満潮時に神秘的に海に浮かぶ朱色の社殿と大鳥居が訪れる人々を魅了する。
干潮時は大鳥居まで徒歩で行け、また違った感動が味わえる(写真は干潮時)
宮島には厳島神社の他に、豊国神社、五重塔、大願寺、清盛神社などが有り、是非見ておきたい。
豊国神社
豊臣秀吉にて建設が進められたが秀吉の急死により未完成となり、天井が無く、梁がむき出しのまま残った。その空間美とそこからの眺望は秀吉が望んだとおり、見事で、魅了される。
大願寺
由緒ある真言宗のお寺であったが、神仏分離令により厳島神社から遷され、その後 秘仏となった厳島弁財天が安置されている。
五重塔と清盛神社
五重塔は高さ28mの槍皮葺の塔で 1407年に建立された。
清盛神社は平清盛の遺徳を称えるため、没後770年の1954年に創建された。
尾道
尾道は山と海に囲まれ、しまなみ海道の玄関口の美しい島々を有する街。
坂の街としても知られ、尾道駅近くの山麓から千光寺頂上展望台までロープウェイで登り、そこから見渡す尾道の海岸通りの街並み、尾道水道とその先の向島の景色は素晴らしい。帰りは徒歩で、文学のこみち、千光寺、猫の細道を下りながら散策するのが良い。
千光寺頂上展望台からみる尾道の街並み、尾道水道と対岸の向島の景色
千光寺
1200年前に創建された真言宗の名刹と言われている。珍しい朱色の舞台造りの本堂は「赤堂」とも呼ばれ尾道のシンボル的存在。縁結びのスポットとしても有名でご利益を求めて男女のお参りが絶えないと言う。
しまなみ海道
尾道市と愛媛県今治市の6つの島を7つの橋でつなぐ全長60Kmの海の道。
6つの島は尾道側より 向島、因島、生口島、大三島、拍方島、大島
因島 – 五百羅漢
日本最大の海賊と呼ばれた村上水軍ゆかりの島で所々に史跡が点在している。
その一つに、白滝山の岩山の山頂に村上海賊6代目当主、村上新蔵人吉充が布刈瀬戸の見張りどころとして建立したと伝わる観音堂がある。その後、五百羅漢の石仏が多く作られ、山頂までの道のりには様々な姿態と表情を持つ約700体の石仏が並んでいる。
山頂ではしまなみ海道の島々とそれをつなぐ橋を眺めることが出来る。
また、ここには面白い岩がいくつかある。
そのうちの二つ、左は「ゴリラ岩」、右が「ウサギ岩」
岡山
後楽園
日本三名園のひとつ、後楽園。
岡山藩2代目藩主 池田正綱が憩いの場として築いた大庭園。一旦 1700年に完成したがその後 藩主の好みで何度も手が加えられたという。
名前の所以は見たままの、岡山城の後ろに造られた庭園 という意味で 「御後園 (ごこうえん)」と呼ばれていたが、その後1871年に今の「後楽園」と改名された。
園内の中央にある 沢の池 を通して観る岡山城。
唯心山からの眺め。庭園の全体が見てとれる。